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学校教育から離れ社会人になった後、必要と感じたタイミングで再び学び直す「リカレント教育」。もとは北欧を中心とした諸外国で一般的な制度でしたが、近年日本でも注目されているようです。
リカレント教育と似た言葉で生涯学習という言葉がありますが、生涯学習は学校教育や企業内教育、ボランティア、趣味・教養も含めたまさに“生涯”を通しての様々な学び、生きがいの向上を目的としているのに対してリカレント教育では学んだことを仕事に生かし、昇給や転職などに役立てることを目的とします。
技術革新が進んだことにより、今と全く異なる知識やスキルが必要になってきていることが多くの企業での課題となっています。
また、就職した会社に定年まで在籍する終身雇用が定着していましたが、転職活動をする人も増え、雇用の流動化が進んでいます。
そこで、必要な知識やスキルを身に付ける手段の一つがリカレント教育です。
教育を受ける場は様々で、大学や大学院、専門学校へ入学したり、通信教育やオンライン学習を受けたりする方法がありそれぞれ受講期間や費用が異なるため、条件や希望に合わせて選択すると良さそうです。給付金など国からの支援制度もあるようです。
学べる内容は主に仕事と直結した内容を学ぶことが多く、英語やプログラミング、MBA・社会保険労務士などが挙げられます。
人生100年時代と呼ばれる昨今。
長く働き続けるために学び直すことが重要になってくるかと思います。
リカレント教育は何歳までという年齢制限がなく、ご自身のタイミングで始められるので興味のある方は学びたいことから調べてみるのも良いかもしれません。
何を学んだらいいかわからない場合はどんな仕事をするのかある程度の方向性を定め、まずは学んだスキルを活かして働く未来の自分をイメージしてみるのはいかがでしょうか。
<ご参考までに>
厚生労働省:リカレント教育 |