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梅雨といえば紫陽花(あじさい)が見頃の季節。
紫陽花は日本から世界中に広がった園芸植物のひとつで、長崎に来たシーボルトが恋人のお滝さんにちなんで「オタクサ」という名をつけ、海外に紹介したと言われています。
気持ちのどんよりしがちな梅雨時期に私たちの目や心を癒してくれる梅雨の風物詩。
今回はそんな紫陽花に関する雑学をご紹介します!
■紫陽花の色の変化
紫陽花は、酸性の土壌だと青系、アルカリ性だと赤系、中性だと紫系になります。
日本は火山地帯で雨も多く、弱酸性の土壌が多いため青系や紫系が主流ですが、欧州ではアルカリ性の土壌が多く赤系が主流となっています。
紫陽花と言えば青紫をイメージしますが、実はそのイメージは日本だからこそなんです。
また、土壌以外にも咲き始めから満開までの間、気温に応じて花の色合いも変化し楽しませてくれます。
■紫陽花の花言葉
紫陽花の花言葉は、「移り気」「辛抱強さ」「浮気」など。
「移り気」は少しずつ色が変化することに由来したとされ、「七変化」といった別名もあります。
「辛抱強さ」は、アジサイの花期がとても長いことが由来とされています。
ほかにも花の色や種類によっては、違った意味合いもあるのでご紹介します!
青い紫陽花……辛抱強い愛情
紫の紫陽花……移り気、無常、浮気
赤やピンクの紫陽花……元気な女性、強い愛情
白い紫陽花……寛容、ひたむきな愛情
緑色の紫陽花……ひたむきな愛
中でも「辛抱強い愛」は、ドイツへ帰国せざるを得なくなったシーボルトとお滝さんの一途な恋愛がモチーフとなっているとも言われています。
紫陽花は古くから、その姿や色をめぐって人々がさまざまな想いを膨らませてきた花です。
日本各地に多くの名所もありますので、梅雨の晴れ間に訪れてみてはいかがでしょうか。
<ご参考までに>
意外と知らない? あじさいの豆知識
https://weathernews.jp/s/topics/202105/190115/
長崎市民に愛される紫陽花。シーボルトの恋に思いを馳せて
https://tenki.jp/suppl/itovich/2016/06/10/12902.html
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