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コロナ禍でテレワークが増えたことで、今、“座りすぎ”リスクが懸念されています。
特に日本人は一日平均7時間座っていて厚労省の発表によると20か国平均の5時間より2時間も多く、世界的にみても“座りすぎ”な人が多い傾向です。
長時間座ると、下肢の血流が悪化して心臓に負荷がかかり血栓症の発症リスクが高まるほか、筋肉の7割は下半身にあるため筋肉が使われず基礎代謝が下がり体力の衰えや肥満リスクにつながると言います。
そこで座りすぎを回避する方法をご紹介いたします!
▼座りすぎないための工夫
・タイマーをセットして定期的に立つようにする
・スマホや新聞での情報チェックは立って行う
・飲み物を飲むときは窓辺に移動する
・電車やバスではなるべく立つようにする
・なるべく階段を使う
▼座り方の工夫
・背もたれに背中をつけて深く座る
・背筋を伸ばす
・股関節の角度を110-120度にする
(膝を太ももより10センチ程度下にする)
・両足はしっかり床につける
膝と股関節を90度に曲げて座った状態を良い姿勢として思い浮かべるかもしれませんが実はしっかり体幹が鍛えられていないとキツい姿勢で、「股関節110-120度」がどんな人も疲れない人間工学的にもベストな角度なのだそうです。
また、最近は立ったまま仕事をするスタンディングワークの方、そうした環境を整備した会社も増えてきており、座りすぎ防止はもちろん、立っている間に仕事を完結させようと意識が働き効率アップも期待できるようです。
ちょっとしたタイミングで立つだけでも座りすぎは避けられるので意識されてみてはいかがでしょうか。
参考文献:マガジンハウス
「『座りすぎ』が、寿命を縮める!」
『Tarzan』2023年2月9日号No.849
<ご参考までに>
座りすぎることで人生を損している!?様々なリスク
e‐ヘルスネット:座位行動(厚生労働省HP) |